『小さな会社の売上を倍増させる最速PDCA日報』の内容、感想・書評

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編集人 flyder編集人 flyder

こんにちは、flyderです。

人生100年時代、PDCAサイクルを回すスキルを磨くことは大きな武器になります。

今回は、PDCAについて書かれた数あるビジネス書の中から、『小さな会社の売上を倍増させる最速PDCA日報』を読んだ感想・評価を紹介します。同書の内容もネタバレにならない程度に紹介!。


『小さな会社の売上を倍増させる最速PDCA日報』の評価と感想

本書の内容を紹介する前に最初に私の同書に対する評価と感想を述べます。

評価:星3つ半

総合的な評価は星3つ半としました。

『売上を倍増させる最速PDCA日報』を読んで良かった点

PDCA関連の書籍は本書の他にも読み漁っていますが、PDCAの基本的なフレームワークについてはどれも同じです。

すなわち、計画(PLAN) ⇒ 行動(Do) ⇒チェック(Check) ⇒ 改善(Action)

このPDCAサイクルのうちどこを重視するかは論者により多少意見を異にすることがありますが大枠は誰が説明しても変わりないです。

問題は、いかにPDCAサイクルを継続的に回して成果を上げるかの実践方法の部分です。

PDCA関連のノウハウ本の多くは、独自の目標設定シートや進捗状況チェックシート或いはノートの書き方などを紹介しています。

本書も御多分にもれず、『PDCA日報』なるツール及びその記入方法を指南する内容のノウハウ本ですが…。

この『PDCA日報』というフォーマットが類書で紹介されているシート等に比べて実にシンプルで継続しやすいという点が好印象。

PDCA日報の雛形

緻密でシステマチックな手法というのは往々にしてそのノウハウを実践すること自体が目的になって結局上手くいかないで終わるのがオチ。

PDCAは、あくまで目的達成のための手段であり、それ自体が目的ではないので、本書で紹介されている『PDCA日報』ぐらいシンプルな方が続けやすいはず。

ということで、ワタシもこれまで毎日書いていた業務日誌を『PDCA』日報に改めてみることにした次第です。

『最速PDCA日報』でイマイチだと思った点

本書では、『PDCA日報』を活用して売上を伸ばした店舗、ネットショップ、弁護士事務所の実例が紹介されています。

ただ、実例の中には、『PDCA日報』と売上増の関係性(因果関係)がはっきりとしない例もある。特に売り上げが10倍になった弁護士事務所の例。

それでも、実例で登場する弁護士さんが『日報には、考えていることを書くという面のほか、日報には埋めなくてはいけない欄があるから考えるという側面もあります。やるべきことを考えリスト化し、できたらチェックしていく。一つひとつクリアしていくと達成感があります』とPDCA日報の効用を語っている点には共感を持てた。

『小さな会社の売上を倍増させる最速PDCA日報』内容紹介

小さな会社の売上を倍増させる最速PDCA日報』内容

ネタバレにならない範囲で本書の内容を紹介します。

『売上を倍増させる最速PDCA日報』はこんな本!

本書で紹介するPDCA日報で、導入実績は200社を超えています。
IT全盛の今、紙の日報は古めかしい感じがします。また、忙しくて書く時間がないと思われがちです。しかし、忙しい人ほど、PDCAを高速で回すツールが欠かせません。
著者の提唱する手書きのPDCA日報を継続して活用する企業は、地方都市にあり、なおかつ零細規模ながら右肩上がりで業績伸長中です。
実際、著者のクライアント(社員10人以下)の85.6パーセントが、日報導入により売上を2倍増、3倍増させています。
本書は、PDCA日報を導入した実例をベースに、中小零細企業が日報を活用してPDCAをすばやく回し、利益の出る事業構造に会社を変えていくノウハウをまとめました。

本書紹介文より

『PDCA日報』の目次

『小さな会社の売上を倍増させる最速PDCA日報』の目次(章立て)は以下の通りです。

ペン目次
  • 1章:売上を倍増させる日報の書き方
  • 2章:PDCAをすばやく回していくコツ
  • 3章:実例に学ぶPDCA日報活用法
  • 4章:「営業」を徹底的に鍛える
  • 5章:利益を出すための財務分析
  • 6章:質問に答えるだけ売上倍増シート活用術
『小さな会社の売上を倍増させる最速PDCA日報』の目次

『PDCA日報』の要旨

先ず第1章でPDCA日報の実践的な書き方や留意点が紹介されます。基本はいたってシンプル!

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『売上を倍増させる最速PDCA日報』の書き方

上手くいったことをルール化し再現可能にする。上手くいかなかったことの改善策を考える。これだけです。

この日々の繰り返しがとてつもなく大きな変化を生むことになるんですね。

続いて第2章では、PDCAを効果的に回すコツとして、計画作成段階での目標の細分化、実行段階では業務フローの分解・マニュアル化などのノウハウが紹介されます。

『小さな会社の売上を倍増させる最速PDCA日報』計画の作成方法

まぁ、この辺のノウハウは目標達成・知的生産性向上のためのスキルとして巷で紹介されている類の話です。

第3章では、『PDCA日報』を導入して成功した実例が紹介されます。

『売上を倍増させる最速PDCA日報』の実例紹介

売上6倍増になった喫茶店、売上げ日本一になった花屋さん、売上が4倍になったカレー屋、売上がが10倍になった弁護士事務所など…。

ぶっちゃけ、『PDCA日報』を実践したからというより筆者の会社のコンサルを受けたから売上が伸びたという面あるいは時流に乗って成功したという側面があるのは否定できません。この辺は感想で書いた通りです。

売上6倍増になった喫茶店にいたっては、なぜか『2018年11月末に閉店』という結末になっている…。

以降の章の内容については、ご興味ある人はご自身で購入して読んで下さい。

『小さな会社の売上を倍増させる最速PDCA日報』の評判・レビューは?

『PDCA日報』に寄せられた評判と口コミの中から特に参考になると思われるレビューを紹介します。

良い評判・口コミ

基本に忠実に実行するには後押しが必要

★★★★★

計画を立てて、実行して、反省して、修正して。
ごく当たり前のことですが、それが出来ない。
日々起こるイレギュラーなことや、うまい話に人は翻弄されがちです。
そこを第三者の視点で支えてあげようというのが、この本の(中司さんの)本旨だと感じました。
ルーティンって心も体も安定するけど、持続させるのが大変なんですよね。
特の僕のようなズボラ人間にはホントできません。
僕も日報管理をお願いしたいと真剣に考えています

amazon レビュー

まぁまぁという評判・口コミ

日報だけではダメだということ

★★★☆☆

毎日考えることを習慣化させること、これは非常に重要なことで、実践しないとわからない感覚に辿り着く。実際に多くの場合はそもそも、やりたいことや、やるべきことを可視可せずに思いつき行動で、それが具体的になっておらず振り返りもできない。
さて、日報部分はその通りなのですが、そもそも業績をあげることができたのは日報もあると思いますが、そもそもの戦略的思考とマーケット思考ここがないとダメなのでは?と感じる事例だった。
そうしないと正しい努力、達成のためのPDCAを高速で効果高く回していても結局、間違った結果に最速最短でたどり着く。
そういう点で評価は三点
大事な部分が隠れている。と思った。

amazon レビュー

悪い評判・口コミ

特に目を引くものはなかった

★★☆☆☆

期待しすぎた。
日報を無くすというか極力少なくしたいと考えていて、そのために少しでもヒントがあればと購入したが、ハッとするような気付きは何もなかった。

amazon レビュー

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