【書評】『読みたいことを、書けばいい』の内容、感想,評価を紹介

元電通マンが書いた話題の書籍『読みたいことを、書けばいい』(田中泰延)を読んだ感想と評価を紹介します。

ネタバレにならない程度に同書の内容を要約して紹介。あわせて同書に対する評判・レビューも紹介します。


『読みたいことを、書けばいい。』の内容紹介・要約

最初に本書の内容を簡単に紹介したうえで、ワタシの評価と感想を、続いて同書に対する評判・レビューを紹介させて頂きます。

ペン読みたいことを、書けばいい【目次】
  • はじめに~自分のたに書くということ
  • 序章:なんのために書いたか
  • 第1章 なにを書くのか 〜ブログやSNSで書いているあなたへ
  • 第2章 だれに書くのか 〜「読者を想定」しているあなたへ
  • 第3章 どう書くのか 〜「つまらない人間」のあなたへ
  • 第4章 なぜ書くのか 〜生き方を変えたいあなたへ

『読みたいことを、書けばいい』の内容紹介~目次

以下『読みたいことを、書けばいい』の内容を各章ごとに要約して紹介します。

はじめに~自分のために書くということ

本書が巷にあふれる「文章テクニック本」ではないことを宣言。

「自分が読みたいことを書け」ばテクニックなどなくても文書を書いてお金がもらえるようになると主張。

序章:なんのために書いたか

序章では、先ず、本書を書くにことになった経緯が説明されます。

続いて、

  • 「ライターになりたい」
  • 「バスる記事を書く方法を知りたい」
  • 「書くことで生計を立てたい」

という人に向けて、

偉いと思われたい。おかねが欲しい。成功したい。その考え方で書くと、結局、人に読んでもらえない文章ができあがってしまう。

とダメ出し。

最後に本書を書いた趣旨を以下のように述べます。

この本は、無益な文章術や空虚な目標に向かう生き方よりも、書くこと本来の楽しさと、ちょっとのめんどくささを、知ってもらいたいという気持ちで書かれた。

第1章 なにを書くのか 〜ブログやSNSで書いているあなたへ〜

第1章においては、「なにを書くか」という点にフォーカス。

ブログやSNSなどネットで読まれている文章の9割は「随筆」であるとして、その随筆とは「事象と心象が交わるところに生れる文章」と定義します。

第2章 だれに書くのか 〜「読者を想定」しているあなたへ

『読みたいことを、書けばいい』内容紹介~第2章

第2章では、「誰に向けて書くのか」という点にフォーカス。

巷の文章作成本で説かれている「具体的なターゲットを想定しろ」「ペルソナを設定しろ」というテクニックを真っ向から否定。

自分が読み手となって、自分に向けて書けという主張がなされます。

読み手な想定して書かなくていい。自分が読んでおもしろくなければ、書くこと自体が無駄

第3章 どう書くのか 〜「つまらない人間」のあなたへ

『読みたいことを、書けばいい』第3章

第3章「どう書くのか」では、文章作成方法の核心について述べています。

第1章で掲げた随筆とは「事象と心象が交わるところに生れる文章」という定義にのっとって「心象」すなわち自分の内面のみをを語る人間は「つまらい人間と」と切り捨て、「事象」=客観的事実について調べて書く重要性を説きます。

物書きは「調べる」が9割9分5厘6毛。
ライターの考えなど1%以下でよい。その1%以下を伝えるためにあとの99%がいる「物書きは調べることが9割9分5厘6毛」なのである。


続いて、読書からの共感を得るためには自分の思考の過程を示すことの重要性が説かれます。

事象に出会う。感動したり、疑問に思うなどの心象を抱く。そこから仮説を立てる。調べに行く。証拠を並べる。考える。その時点での結論を出す。

第4章 なぜ書くのか 〜生き方を変えたいあなたへ

最終章において、「なぜ書くのか?」という点について「書くのは生き方の問題である」として著者の主張が展開されます。

書くことは、生き方の問題である。
自分のために書けばいい。読みたいことを、書けばいい。

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『読みたいことを、書けばいい』を読んでの感想と評価

本書を読んでワタシが感じたことや評価は以下の通りです。

評価:星3つ半

評価:星3つ半

【感想】骨太の文章作成本

賛否両論が激しいようですが、私は賛成・肯定派です。著者の考えに共感でたし、本書から学ぶことも多かったです。

テクニックではなく文章作成の原理原則を述べた骨太の文章作成本!

とういうのがワタシの本書に対する評価と感想です。

特に、最初に随筆とは「事象と心象が交わるところに生れる文章」だと定義して、右の定義に即して文章作成の手順を説いていく流れには感心しました。

確かに、説明が冗長だったり、本筋とは関係のない自分語りの部分があったりしますが…。まぁ許容範囲内です。

本書はプロのライターやブロガーなど文書を書くことで生計を立てることを目標とする人に向けて書かれたと思われますが…。

安直なテクニックやノウハウ本、マニュアル的な書籍をに慣れきった人にとっては不快に感じるのも納得できないわけではありません。

本書でも文章作成の肝となるノウハウは語られています。

そのノウハウとは、著書自身も述べている通り以下の4行に集約されています。

事象に出会ったとき、
そのことについてしっかりと調べて、
愛と敬意の心象を抱けたならば、
過程も含め、自分に向けて書けばいい。

これこそが文章作成の核となるノウハウ。

テクニックよりも原理原則。どんなスキルを習得する場合にも学ぶべきは第一に原理であり手法は二の次ぎです。

文章作成方法の本質を解き明かした良書ではないでしょうか。

広告業界への就職、コピーライターを目指す人におすすめ

本書に掲載されているコラム「広告の書き方」では広告作成のイロハが、また「履歴書の書き方」では著者が電通に入社するきっかけとなった型破りな履歴書の内容が紹介されています。

広告業界への就職を目指す人、コピーライターを目指す人は読んでおいて損はない内容です。

『読みたいことを、書けばいい。』の評判・レビューは?

『読みたいことを、書けばいい。』に対する口コミ・レビューの中から参考になるレビューをいくつか紹介します。

良い評判・口コミ

★★★★★

文章を書きたい気持ちが自然と湧いてくる一冊

まず、文章を書く・書かないは置いといて、読みものとして非常に面白いです。 笑いながら、サクサク読めてしまう。
かと言って、内容はしっかりと「文章を書く」ということについて述べられています。
いわゆる「文章術」のようなテクニック的な内容はほぼありません。
ただ、3章「どう書くのか」では「お、本気出してきたぞ?」ぐらいの温度感で書き方に触れられています。

amazonレビュー

まぁまぁという評判・口コミ

★★★☆☆

読ませた者の勝ち。

文章を書く人は、他人の心に影響を与えたい人です。
このタイトルに魅かれた人は、ご自分も良い文章を書きたいと思われた方でしょう。
レビューの賛否が激しく別れていますが、どちらにしてもこの本に良いランチが食べられるぐらいの料金を払われた訳です。
読後、胸くそが悪くなった方、面白くて良かった!とハッピーになった方、どちらにしても、心が激しく動かされたのです。
文章を書く者にとっては、どちらにしても非常にありがたい限りです。
私は、文章が上手くなりたい。
ですから、この本から得ることは多いです。
そして皆様のレビューも非常に役立ちました。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています

amazonレビュー

悪い評判・口コミ

☆☆☆☆

良いのはタイトルだけ
テレビの評価を見て買いました。書店で手に取ってたら買わなかった。
本筋とは関係がない、一人遊びや、一人ボケツッコミが多くて、読むに耐えない。返金して欲しい本を買ってしまったのは久しぶり。
やはり売り物にするなら、自分が書きたいだけでなく、読み手が面白がるかも少しは考えないといけないんだなという反面教師にはなりました。

amazonレビュー
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